2024年10月の活動報告
はじめに
9月から続く第3回定例会は、決算特別委員会が開かれました。私は今年は委員ではないので傍聴をさせていただきました。昨年度の決算から来年度の予算に結びつく大事な委員会です。衆議院議員選挙も行われ連日の応援、そして続いての視察と目まぐるしい月でした。
主な議会活動
10/1 区民文教委員会
数件の報告案件について幾つか質問しました。ここでは、「都立蔵前工科高等学校夜間定時制の存続を求める意見書を都に提出することについて」の陳情について報告致します。
都立蔵前工科高校をはじめ都立校6校の夜間定時制課程の募集を停止すると東京都が発表しています。多様な学びの確保といいながら、都立の定時制だから出来る学びの機会を奪う事になりかねません。生徒数が減少しているとはいえ、蔵前工科定時制でしか学べないこと、学べない生徒を守るのが公の役目ではないでしょうか。
東京都が8月後半に発表しましたが、それまで都議会でも審議された状況はありませんでした。9月に都議会文教委員会を傍聴しましたが、なんともチグハグな答弁が続き、今後もこの委員会で審議されていくのかと思うと不安を覚えました。
会派で蔵前工科高校の視察も希望しましたが日程が合わなかったのか実りませんでした。陳情に対しては、れいわ・立憲、共産党の会派以外の反対により不採択となりました。この審議において、深掘りもせず「都が決めた事だから」といった発言が数人からみられ、区議会議員としての見解や意見を持って審議すべきと述べさせて頂きました。
地域のみなさまにお配りしている「台東区議会ニュース vol.7」もぜひお読みください。
視察
10/30~11/1は台東区議会・区民文教委員会の視察でした。主な内容を報告します。
10/30 香川県丸亀市「東洋炭素アーバンスポーツパーク」
台東区でもスケートボードが出来る場所の確保を望む声が高まっており、議会では具体的な場所の候補があがり始めています。今年の春に開設されてからスケートボードを始めたという子どもたちが技も見事に楽しんでいました。市役所、他の運動施設とすぐそばにあり、若い世代の居場所としても重要な拠点となっているようです。
10/31 岡山県岡山市「電子町内会」
台東区は全国的にも町会活動が盛んな自治体です。それでも高齢化が進み、町会活動を担う人が減り入会者の減少も課題となっています。時代に合ったコミュニティに変革していく必要がありそうです。電子化もその一つとして動向を確認していく必要がありそうです。
11/1 大阪府吹田市教育センター
吹田市教育センターにて「スクールロイヤー」「デジタル・シティズンシップ教育」を視察しました。
教育委員会付けの弁護士を配置し、学校で発生する様々なケースに法的解釈を助言したり、法的に辻褄の合う文書作成に協力するなど多岐に渡った業務があります。また、デジタル化が進み、1人1台端末が子どもたちに与えられる時代となりました。責任や規範、モラルといったものも子どもたちは同時に習得しなくてはなりません。授業課程に取り入れていく必要を感じました。
第50回衆議院議員選挙
10/15公示、10/27投開票の選挙となりました。私は台東区のお隣、東京14区候補者のくしぶち万里さんの応援に入りました。大きな組織や組合などと繋がりがない中、住民の皆さまとボランティアさんの力で当選に至ったことは、とても価値あることです。
れいわ新選組は、全国では9名が当選となりました。この国に生きる人々を救うために、更にれいわ新選組の飛躍が必要です。
その他の活動
10/12 たいとうこども園の運動会
暑さは去り秋晴れに恵まれ、こどもたちから元気をもらえた日となりました。
10/17 浅草寿地区芸能大会
日頃から、勤しみ楽しんでおられる歌や踊りを披露してくださいました。プロでなくとも芸を愛でる方々がたくさんおられることは、台東区の誇りの一つです。
10/27 朝鮮第一初中級学校の祝賀会
台東区、文京区、荒川区から党派を越えての議員が参加しました。5世になる在日の方々と、地域住民や地方議員は交流をはかっています。複雑な事情はあるにしても国レベルでの交流や平和外交を徹底し、世界平和を一刻でも早く築いていきたいと思います。
おわりに
衆議院議員選挙は終わりました。政治は信じる対象ではなく、監視して参加するものです。政治は、ひと握りの人たちのものではなく、皆んなの生活を、国を、世界を、幸せにしていくもの。台東区から一緒に実現してまいりましょう。
ふうさわ純子