2024年3月の活動報告

浅草観音 桜

台東区議会・令和6年 第1回定例会

令和6年第1回定例会は2/6〜3/26に渡りました。通常通りの委員会の他、予算委員会があり、議員32名のうち半分の16名にて構成されて審議を行います。議会活動及び地域や学びの活動を報告致します。もっと詳しく知りたい方は、気軽にお知らせくださいね。

新しい区議会ニュースもホームページに掲載しました。こちらもぜひご覧ください。

主な活動報告

3/4〜3/8予算特別委員会

★ 定額減税・調整給付に関する窓口対応の充実

★駐輪場
大学生や専門学校生も学割適用を要望しました。

★ 困難な問題を抱える女性への支援について
4/1に法律が施行されます。全庁的に取り組むことを要望しました。

★自主防災組織活動への支援
東京都内の防災活動は低下しているため、区はどうか質問し、促進するための工夫を提言しました。

★老人ホーム
入所待機者は300名以上と確認、総括質問へ繋げました。

★障害者移動支援
決算委員会で拡充を要望しさらに拡充となりました。

★若者向け相談窓口
行政の支援から遠い存在である若者の死因のトップは自殺です。家族や友人に言えない悩みを抱えている子も多く、居場所や相談窓口の検討を要望しました。

★生活保護のしおり
生活保護について誤解を招く記載がある事を指摘し、総括質問へ繋げました。

★糖尿病重症化予防
糖尿病及び合併症を生じた方への看護経験から、健診結果で受診を勧められたら早目に受診出来る啓発と合併症予防の充実をお願いしました。

★禁煙指導
分煙化と共に、特に若い世代へ喫煙しない啓発活動を要望しました。

★観光者に選ばれる街作り
“環境に配慮した街“を作り打ち出すのはどうか?江戸から続く伝統工芸、ハンドメイドはSDGsに繋がります。環境に配慮している街は旅行者も気を付ける事に繋がり住民の満足度にも繋がると考えます。

★新紙幣対応券売機
7月から新紙幣が登場します。券売機の交換について確認、台東区産業振興事業団で上限30万円まで助成されるようです。

★公園改良
明るく誰もが使いやすいトイレ、公園入口に過剰にポールがあると車椅子で公園に入れないことなど、配慮をお願いしました。

★小中学校の改修
避難所にもなる学校のトイレは100%洋式化を目指すよう要望しました。

3/19 総括質問

★ 高齢者福祉
在宅での支援の充実と施設入所待機者を減らす事を訴えました。介護保険の本来の目的は、寝たきりになっても認知症になっても安心して暮らせる社会の実現です。今年度、一部の訪問介護報酬が引き下げられました。ヘルパー、事業所の不安と不満が高まっています。

2021年までの10年間に、介護疲れや将来への悲観から親族間での殺人や無理心中事件が全国で少なくとも437件発生しています。介護疲れ、ダブルケア、そして介護は家族で行うものと思っていたため、離職し家庭崩壊、心中の一歩手前までに及んだ方が区内にもいらっしゃいます。

事業所の状況を区が把握し、介護の崩壊を食い止め、窓口となる地域包括支援センターの周知の充実等を図る必要があります。

★生活保護
台東区で使われている生活保護のしおりには、実際には保護を受ける資格があるにもかかわらず、申請を断念させてしまうような記載箇所もあります。断念して生活に苦しんだまま過ごし、命を落とすようなことがあってはなりません。早急にしおりの改善を要望し、すぐに取り組むとの答弁が得られました。

保護制度の利用者は対象者の約2割にとどまり、不正受給率は0.29%です。生活保護への誹謗中傷、差別はあってはなりません。病気や障害、倒産、失業など、誰に何が起きてもおかしくありません。生活に困った時は、ためらわずに相談してください。

地域や学びの活動

そのほか、地域のみなさまとの交流や、イベントや集会への参加、学びについて記載いたします。

3/3 映画『不安の正体』とシンポジウム
精神障害者のグループホーム建設をめぐり、反対住民の声と関係者の意見、グループホームに入居している方々の生活やインタビューから、地域共存を考える会でした。不安とは、理解の不足から偏った情報により更に大きくなってしまうものだと考えます。

3/9 『東京大空襲資料展』
資料展及び《東京空襲犠牲者の名前を公開し、体験を継承するつどい》に参加しました。10万人いるはずの犠牲者の名簿も公開されず、祈念館の開設も中止にした東京都に対し、民間の方達がコツコツと名簿を作成しています。

3/9 『東日本大震災 慰霊イベント』
国分寺市のカフェスローにて、キャンドルの灯の中、重松壮一郎さんのピアノ演奏を聴きながら、感じ祈る。震災から13年目の春、祈り、伝え、紡ぐ。

3/10『東京大空襲犠牲者追悼集会』
集会への参加と献花、そして“アリの街“ガイドにも参加しました。当時、隅田川沿いに戦闘機のためのガソリンが隠されていた事が下町が狙われた一因でもあるそうです。アリの街とは、戦後、労働者の生活協同体があった隅田川沿いの一角です。

3/11 映画『風よ あらしよ』
尊敬する伊藤野枝を描いた映画です。100年前に今よりも男尊女卑が厳しかった時代、憲兵に向かって「犬」を連発する姿
は、現在の国会議員・大石あきこを彷彿とさせます。

3/12 東上野保育園卒園式

3/12 台東区国民健康保険協議会

3/15 竹町幼稚園卒園式

3/16 ことぶきこども園卒園式

3/16 映画『みんなの学校』
新宿区障害者福祉センターにて、インクルーシブな学校のドキュメンタリー。障害のある子も不登校の子も一緒の学校。学校は安心出来る場であることが優先されているように感じました。「学校に行きたくない」を尊重すると同時に、本来は皆が行きたくなる学校を目指すべきです。

3/21 御徒町台東中学校卒業式

3/21 『ミサイル基地がやってきた 島で生きる』
鑑賞&監督トークに参加しました。石垣島の基地配備について問う住民投票を求める署名は、条例規定の1/4を超えて集まったのに、市議会にかけられ投票は実施されませんでした。その後、条例は削除され、当時は条例があったにも関わらず、無いものとした判決となっています。

3/22 映画『公的医療はどこへ行く』
本田宏先生の講演。ユーモアたっぷりに今の政治のダメさを解説、医療問題は私が政治家を志した原点でもあります。日本は教育医療福祉といった分野に公的支出しない国だということがあらためて分かりました。

3/23 映画『雪道』
教会での映画上映。従軍慰安婦だった少女の当時と今が重くのしかかります。もう二度と繰り返されないことを祈ります。

3/27 『たいとう第三福祉作業所・グループホームもとあさ内覧会』
リニューアルされた作業所とホームの内覧をしました。こちらのクッキーの大ファンです。そして、区内の他の作業所で作られるパンも美味しく、小物も素敵です。全作業所で互いに販売してはどうか職員さんに希望を伝えました。他のお品も近くで買えたら嬉しいのです。

3/27 ときめきたいとうフェスタ協議会

3/27 映画『戦雲』
自衛隊基地により、「街がうるおう、活性化する、街を守る、人々を守る」そう信じていた素朴な人達。いつの間にか、ミサイル基地も作られ、弾薬庫が運ばれ、夜まで銃声が聞こえる事になろうとは思いもしなかっただろう。映画を見て分かったつもりになってはいないが、遠くに住む人こそ見るべき映画です。

3/28 人権条例制定を求める意見交換会

3/28 台東区100人カイギ
今回の登壇者5名とも、楽しく学べるお話でした。アイスブレイクや交流タイムも楽しく、様々な分野で活躍したり関心を持って生活している方達と知り合いました。

3/30 桜橋花まつり
今年は遅咲きのようです。多くの方で賑わっていました。昨夜は前夜祭にも参加させて頂きました。

最後に

台東区議会議員に当選させて頂いてから、あっという間に1年が経ちました。議会では、皆さまから頂いたご意見、ご相談を思い出しながら積極的に発言しています。成果に結びついたことも多くあります。今後もご指導をよろしくお願いします。

ふうさわ純子