2025年12月の活動報告

はじめに

新しい年を迎えました。2025年12月の主な活動をご報告します。

今月は、一般質問および委員会での質疑を中心に、区内外での行事や学びの場に参加しました。ぜひご覧ください。

台東区議会YouTubeでも配信されております。

一般質問(12月3日)

いのちと暮らしを守る台東区へ

若い世代からの乳がん対策 ― ブレスト・アウェアネスの普及 ―

私は10年前、45歳のときに自己触診で乳がんに気づき、早期発見と標準治療により、今を生きることができています。看護師として働く中では、発見の遅れや標準治療につながらなかったことで、つらい経過をたどった方々も見てきました。

乳がんは自己発見が多く、早期に治療すれば生存率は90%以上と、予後の良いがんです。一方で、「自分の乳房を知り、変化に気づき、すぐ受診する」というブレスト・アウェアネスの認知度は、わずか5%にとどまっています。

区の乳がん検診は40歳以上が対象ですが、デジタル媒体なども活用し、若い世代にも「自分ごと」として捉えてもらえる啓発を強化すべきと訴えました。

区の答弁
健康アプリやSNSの活用、地域イベントでの啓発などを進めていく。

今ここに暮らす人を大切にするまちづくり

長年商店を営んできた区民が、望まぬ形で土地を手放し、台東区を離れていく。

「暮らしにくくなった」「昔から住んでいる人が守られていない」といった声が、区内で増えています。区民が所有していた土地が、次々と民間利益の場へと変わる中、今こそ台東区のまちのあり方を問い直す必要があります。

区民のための土地、公共のための空間を、どのように守り、確保していくのかを問いました。

区の答弁
行政需要を見極めながら、計画的に区有地の確保に取り組む。

木陰とベンチのある「誰でも使える居場所」を

台東区は「徒歩で暮らしやすいまち」と評価されていますが、暑さや休める場所の不足が外出の妨げになっています。木陰があり、座ることができ、少し雨も防げる小さな公共スペースは、熱中症対策、孤立防止、環境対策、区民参加のまちづくりを同時に進めることができます。また、ベンチの清掃や落ち葉掃除を、高齢者や障害のある方の雇用、子どもの参加につなげることも可能です。

街角からインクルーシブな社会をつくる提案を行いました。

区の答弁
誰もが歩きやすいまちづくりを推進していく。

保健福祉委員会(12月12日)

AEDの設置と救命対応

区内17店舗のコンビニにAEDが設置されることになりました。

AEDは「半径150mに1台」が推奨されていますが、現状ではまだ十分とは言えません。意識を失った方を発見した際の初動対応の周知も重要です。消防署では救命講習を実施していますので、ぜひ多くの方に受講していただきたいです。特にスポーツイベントなどでは、スタッフが事前にAEDの設置場所を確認しておくよう求めました。

後期高齢者医療保険料の改定について

来年度から、後期高齢者医療保険料に「子ども・子育て支援金分」が上乗せされます。

「全世代で負担を分かち合う」と説明されていますが、保険料から徴収することには疑問があります。国には他の財源があり、少子化対策としても、保険制度のあり方としても適切ではないと指摘しました。また、生活に困窮する区民の声を東京都に届けるよう求めました。

歯科検診

歯科検診のお知らせについて、年代ごとに、より受診したくなる工夫が必要であると要望しました。

その他の活動

台東区立千束小学校120周年記念式典(12月6日)

千束小学校に音楽教師として赴任した中山晋平さんは、多くの名曲を残した作曲家です。式典では『証城寺の狸囃子』『シャボン玉』などが披露され、これからも歌い継がれてほしいと感じました。

全国矯正展〜新たな拘禁刑時代へ〜(12月6日)

再犯防止の取り組みや、民間支援者の活動紹介、受刑者が制作した製品や野菜の販売など、会場は多くの人で賑わっていました。
「再犯防止シンポジウム」では、「出所後は仕事と居場所が何より大切。困ったときに話せる人がいることが再犯防止につながる」との言葉が印象に残りました。

多くの専門職が「償い」に関わっている現実に思いを馳せました。

東京清掃労働組合 地方自治研究集会(12月7日)

清掃事業の歴史や今後の施設整備計画、ゴミ30%減量の取り組みについて学びました。ふれあい収集や分別啓発など、市民との連携の大切さ、清掃事業は直営であるべきという現場の声は、大変勉強になりました。

金竜幼稚園 創立60周年記念式典(12月13日)

金竜幼稚園の庭には畑があり、収穫した野菜を給食に活かしています。森の小道やビオトープもあり、都心にいながら自然を感じられる、魅力あふれる幼稚園です。

れいわ新選組 東京一斉活動デー(12月14日)

浅草橋駅にて、中央区と合同で街頭活動を行いました。地域の課題を教えてくださる方もおり、今困っていなくても、何かあったときに思い出していただければと思います。

国立ハンセン病資料館・全生園 視察(12月17日)

誤った隔離政策によって人権が奪われ、差別と偏見に苦しめられた歴史を、決して風化させてはなりません。療養所という名の収容隔離の実態、亡くなっても故郷に帰れなかった方々の現実を目の当たりにしました。

れいわ新選組・天畠大輔参議院議員の一般質問をきっかけに訪れ、理解を深めることができました。

台東区「人権のつどい」(12月23日)

映画『コーダ あいのうた』を鑑賞しました。また、小中学生による人権作文の表彰式では、大人以上に本質を捉えた言葉に心を打たれました。

台東区人権講座シリーズは、なかなか評判です。「子供の権利を守るための基礎知識」は、期間が長めに設定されていますので、見てほしいです。自治体が作成する動画も様々あるのでチェックすると面白いですよ。

【令和6年度 台東区人権講座】子供の権利を守るための基礎知識 第1部
(台東区YouTubeチャンネル)

山友会 見学・お手伝い(12月24日)

医療や生活支援に関わる側からの声を受け、現場を訪れました。困窮の問題だけでなく、支援に関わる人たちへの支え、そして構造そのものへの取り組みが必要だと強く感じました。

おまけ:プライベート

映画『さらば、わが愛/覇王別姫』を鑑賞。時代に翻弄される芸と人生を描いた作品で、3度目の鑑賞となりましたが、今回も言葉を失うほどの衝撃を受けました。

おわりに

2026年、あらためて初心を忘れず、一日一日の活動を大切にしてまいります。声にならない声を見つけるのが政治家の役目だと思っておりますので、引き続き現場を第一に歩き続けます。ご意見、お困りごとはいつでもお待ちしています。

皆さまにとって素晴らしい一年でありますように。

ps. 一番上のお花は、いただいた“プリンセチア“です。売上の一部が #ピンクリボン運動 に寄付されるそうです。

ふうさわ純子